熱中症について | 2016/07/11
こんにちは。
スマイル鍼灸整骨院・北九州不妊整体たまご堂 安藤です♪
暑い日、雨の日などが続いてますが体調はいかがでしょうか?
今日はこの時期に特に気を付けてほしい「熱中症」についてのお話です。
熱中症は、夏の炎天下で激しい運動や作業をするときだけでなく、身体が暑さに慣れない梅雨明けの時期にも起こります。
また、外だけではなく高温多湿の室内で過ごしてる時にも起こります。
●熱中症はなぜ起きるのか?
身体の中では、「身体は熱を作る働き」の産熱と「身体の外に熱を逃がす働き」の放熱のバランスが保たれています。
このバランスが崩れたときに熱中症が起こります。
●熱中症の種類と応急処置
「熱失神」:皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳血流が減少して起こります。
脈→速くて弱まる
特徴→めまい、一時的な失神、顔面蒼白
応急処置→生理食塩水(0.9%の食塩水)を補給
「熱けいれん」:大量に汗をかき、水だけを補給して血液内の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、
足、腕、お腹の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。
特徴→筋肉痛、手足がつる、筋肉がけいれんする
応急処置→生理食塩水(0.9%の食塩水)を補給
「熱疲労」:大量に汗をかき、水分補給が追い付かないと、身体が脱水症状になり熱疲労の症状がみられます。
特徴→全身倦怠感、悪心・嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下
応急処置→涼しい場所に運び、衣服を緩ませて水分を補給
「熱射病」:体温の上昇のため、中枢機能に異常をきたした状態。
意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック症状になる場合も。
特徴→体温が高い、意識障害、呼びかけや刺激への反応が鈍い、言動が不自然、ふらつく
※熱射病は死の危険がある状態です。
熱射病が疑われる場合は、直ちに全身に水をかけたり濡れタオルを当てて身体を冷やします。
また、首、わきの下、太ももの付け根など大きい血管が通る場所を水やアイスパックで冷やす方法も効果的です。
足を高くし、手足を末梢から中心部の向けてマッサージも有効です。
吐き気や嘔吐などで水分補給が出来ない場合は直ちに病院に運び点滴を受ける必要があります。
いつどこで誰がなるかわからない熱中症。
普段の生活から気を付けていきたいですね。